投稿者:匿名希望 投稿日時:金, 09/19/2014 - 05:41
冬におもうこと ( オリジナル )
生まれるところは選べない だから
好きでここに生まれた訳じゃない
雪に埋もれて暮らして
もうどれくらい
積もるおもいを
北風に叫びたい
犇く流氷の軋みは
僕らの鬱憤なのだろうか
土の匂いが恋しくなる
雨に濡れた黒いアスファルトの
匂いもなぜか恋しくなる
庭の雑草さえ恋しくなる
僕らは親を選べない だから
好きでここに生まれた訳じゃない
僕らは雪ばかり運ぶ
奴隷ではない
この道で何度
転んだことだろう
君がくれた指輪
なくして 降りしきる 雪の中
シャベル 片手に 暗くなるまで
一人 探したことも あったね
淡い朝顔恋しくなる
大きな向日葵恋しくなる
高い青空恋しくなる
激しい夕立さえも恋しくなる
そして 君が 恋しくなる
夏 待ちわびた ワンピースに
袖を通した 君の笑顔
陽の光 浴びて
僕は 目を逸らす
真夏の デジャヴは
まだ 雪の中
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