デュアルブート
デュアルブート (dual boot)
デュアルブートとは、一台のコンピュータに2つのOSを組み込み、
どちらでも起動できるように設定することです。
起動時にどちらのOSを起動するか選択します。
デュアルブートは複数のOSに対応する装置やソフトウェアを開発する時の
動作チェックや、特定のOSでしか動かないアプリケーションソフト群を1台の
コンピュータで使いたい場合などに利用します。
デュアルブート環境を実現するには、コンピュータの起動時に作動する「ブートローダ」と
呼ばれる専用のソフトウェアが必要で、OSに付属しているものとしてはLinuxの
「LILO」(Linux Loader)やWindows NT系の「OS Loader」(NTLDR)などが有名です。
また、デュアルブート環境をより簡単に実現できるようにした市販のブートローダも存在します。
Intel製のCPUを搭載したMac(Intel Mac)が登場するまでは、デュアルブートはWindowsや
PC-UNIX(LinuxやFreeBSDなど)が搭載可能なPC/AT互換機とPowerPCを採用していた
Mac OS系の2系統に分かれていましたが、Intel Mac専用のブートローダー「Boot Camp」を
利用することでWindowsとMac OSのデュアルブートが可能となりました。
ちなみに、一台のコンピュータに2つのOSを組み込む他の方法としては「PCエミュレータ」があります。
こちらはホストOS上でゲストOSを稼動させるもので2つのOSの同時稼動ができるというメリットが
ありますが、大量のリソースを必要とし、コンピュータへの負荷が大きいとうデメリットもあります。
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