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fujibaba on Mon, 05/07/2012 - 10:32
ブログ (Blog)
個人や数人のグループで運営され、日々更新される日記的なWebサイトの総称。
内容としては時事ニュースや専門的トピックスに関して自らの専門や立場に根ざした分析や
意見を表明したり、他のサイトの著者と議論したりする形式が多く、従来からある単なる
日記サイト(著者の行動記録や身辺雑記)とは区別されることが多いです。
また、
CMS(コンテンツマネジメントシステム)としての側面を重視し、時系列にページを自動生成する
機能や他のサイトの記事との連携機能(トラックバック)、コメント機能などを備えたブログシステムで
運営されているものはすべてブログだとする立場もあります。
インターネットの普及につれて、多くの人が個人のWebサイトで日記をつけ始めましたが、
Web日記は紙の日記と異なり、その内容が広く一般に公開されており、ほかのサイトから
リンクされたり論評されたりします。また、電子メールなどを通じて著者と読者がコミュニケーションを
はかったり、特定のトピックスについて電子掲示板で多人数で論議することも容易です。
そうした環境の中で、Web日記は独自の進化を遂げ、それまでの個人サイトでもない、
紙の日記でもない新しいメディアとして台頭しました。そうした新しい形式の日記風サイトを
指す言葉として「Web」と「Log」(日誌)を一語に綴った「weblog」(ウェブログ)という言葉が誕生し、
現在では略して「blog」(ブログ)と呼ばれることが多くなりました。
ブログでは個人の行動の記録は重視されず(一切載せないわけではない)、世相や時事問題、
専門的話題に関しての独自の情報や見解を掲載するという形式が主流となっています。また、
ネット上で独自に見つけた面白いもの、変なもの、スクープなどを紹介し、そこにリンクを張って論評したり、
街で見つけた話題(ネタ)を紹介するという記事も多いです。大きな事件や事故が起こった際に、
地元の人や関係者、目撃者などが自分のブログに知っている情報を掲載することで、
メディアを介さずに「生の」情報が流通するという事例も見られます。
多くのブログには読者が記事にコメントを投稿して掲載できる掲示板的な機能が用意されています。
また、別のブログの関連記事へリンクして相手の記事に自分の記事への逆リンクを掲載する「トラックバック」
という機能もあり、興味や話題ごとに著者同士や著者と読者によるコミュニティが形成されています。
最近では、ブログによる「口コミ」で情報が広がり、マスメディアが後追いでそのトピックを取り上げるという現象も
起こっており、そういった面からもブログは新しいメディアとして注目されています。
アメリカでは「Blogger」や「Movable Type」といったブログ運営支援サービス・ツールが普及しており、
ブログを簡単に開設し、記事を追加・更新できる環境が整っています。日本にも似たような形式のサイトが数多くあり、
「個人ニュースサイト」または単に「日記サイト」などと呼ばれているが、これはアメリカで産まれたブログを
導入したものではなく、独自に発生・進化してきたものです。日本の一部のネットコミュニティでは、アメリカでブログが
注目される以前から個人ニュースサイト文化が定着していたこともあり、「ブログ」と呼ばれることを嫌うサイトオーナーもいます。
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