『観』_
おすすめ度: ☆☆☆☆
観(=止観)は、覚りに近づく一つの重要な方法である。観を完成した人は、心解脱を果たす。心解脱とは名称(nama)作用からの解脱を意味する。これによって、人は人間関係にまつわって生じる苦悩から完全に解放されるのである。
さらに観を完成した人が充分に功徳を積んでいるならば、因縁を生じて智慧の解脱を果たすことができるであろう。それが仏に他ならない。
本書は、修行法としての観について詳細に記した。また、観の代用として公案を援用する方法についても解説し、参考のため、世に知られたいくつかの公案の完全な回答を掲載した。加えて、SRKWブッダが作成したオリジナルの公案も提示している。
円かなやすらぎ(=ニルヴァーナ)を求める人は、ぜひ手にとって読んでほしい。人は、観によって安らぎに近づくからである。
1章 観
観とは何か(止観と定慧) 609文字
観の修行としての位置づけ 499文字
観の完成およびその後のこと 840文字
2章 観の実践
観の対象 909文字
観の作法 1,854文字
観の完成の確認 1,252文字
観を完成した後に行なうべきこと 815文字
3章 観の注意点
観の一般的な注意 852文字
道の袋小路 1,851文字
無所有処,非想非非想処
魔境 827文字
チャクラおよびナーダ音 977文字
実際に見えるチャクラの図-1,-2,-3
4章 公案
公案の意義および最後の一関の提示 423文字
SRKWブッダの公案 1,841文字
・ 苦い薬の(準)公案
・ そろばんの(準)公案
・ 一円の公案、
・ 医師と患者の公案、
・ (SRKWブッダ版)黒い鏡の公案
・ 弟子の覚りについての公案
公案 を援用する際の注意点 991文字
公案を容易には通過できない人に向けて 616文字
[世に知られたいくつかの(準)公案の回答] 5,662文字
・ 達磨安心
・ 撃竹の悟り、(香厳上樹)
・ 余った水は草木に分けよ、
・ どんな問いに対しても指一本立てる(倶胝和尚)、
・ 犬に仏性はあるや否や(趙州無字)、(南泉斬猫)、
・ 隻手音声、黒い鏡(白隠)
5章 念仏
念仏とは何か 395文字
念仏の作法と実践 776文字
念仏による観の完成 391文字
6章 経典の読誦
経典を読む意義 565文字
経典の読誦と観の関係 742文字
経典の選び方 560文字
付録
生老病死 2,179文字
衆生を外に完成させることと内に完成させること 1,114文字
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