文字化け
文字化けとは、テキストファイルをインターネット経由で送受信するとまれに発生する
ひらがなや漢字など(いわゆる全角文字)が意味不明な記号に置き換わって
表示されてしまう現象のことです。
原因によってはアルファベットや数字などの半角文字が化けることもあります。
文字化けの主な原因としては、以下のようなものが挙げられます。
・本来の文字コードと違う文字コードで読みこんでしまった
・転送経路の途中で情報が欠けてしまった
・機種依存文字を使っている
・正しく表示するために必要なフォントがない
「違う文字コードで読み込んでしまう」タイプの文字化けは、主にHTMLで書かれた
Webページを読み込む際に発生するもので、Webブラウザがページの文字コードを
勘違いしたり、Webページに誤った文字コード宣言が埋め込まれているのが原因になります。
このタイプの文字化けは、データ自体は完全な形で受信できているため、
正しい文字コードを手動で指定すれば読めるようになります。
「途中で情報が欠落してしまう」タイプの文字化けは、主にメールを受信する際に起こります。
文字コード違いの場合と異なり、この文字化けはデータが一部失われてしまっているため、
文字化けした文書を正しく読める形に直すのは難しいです。
ただ、設定を正しく行えばこのタイプの文字化けは回避できることが多く、
送信者に設定を確認してもらった上で再送信してもらうと良いです。
「機種依存文字による文字化け」は、受信する方のコンピュータではどのような手段をとっても表示
できないため、送信者に機種依存文字を別の文字に置き換えて再送信してもらうしか解決方法はありません。
機種依存文字以外は普通に表示されるので判読に支障が無い場合もあります。
以上の3パターンは主に送信者が原因で発生する文字化けになりますが、「必要なフォントがない」パターンの
文字化けは、データも文字コードも正しく認識できているものの、単純に表示用のフォントがコンピュータ上になく、
表示のしようがないのが原因になります。
このタイプの文字化けは、例えば韓国語のWebページを日本語版のWebブラウザや
OSで見たときに発生し、
見たいページの言語に合わせたフォントをインストールすれば正しく読めるようになります。
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