著作権のまとめ

著作権の内容は奥が深いです。
著作権の一般的な内容をまとめてみました。

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著作権とは

著作権について、世間ではどれほど認知されているでしょうか？
facebookやtwitter等のSNS関連でもよく耳にしますし、ブログをされている方は、
投稿する写真の著作権に注意してくださいなどの文章を目にしたりします。
何となくわかる方は多いと思いますが、今回は分かりやすく著作権についてご説明していきます。

 

著作権とは
著作権とは簡単に言いますと、思いついたものを形にして、これは私の物ですよと主張できる権利の事です。
思いついたものとは、

例えば、妄想で壮絶なラブストーリーを閃いて、それをいてもたってもいられずに、
文章に仕立て上げ、出版社に持っていったら本になりました！

著作権が発生しているのがおわかりですか？
著作権は言語、音楽、絵画、建築、図形、動画、写真、コンピュータプログラムなどの表現形式で
自分の思想や感情を創作的に表現したものをいうのです。

さて、ここで問題です。
先ほどの例えなのですが、どこで著作権が発生したかおわかりですか？

A：ラブストーリーを閃いた時点
B：文章に仕立て上げた時点
C：出版社に持って行った時点
D：本になった時点
E：まだまだだよ！著作権を登録しないと！

「著作権とは」を読み返すと答えは分かるはずです。

それでは不正解の答えからご説明していきます。
まずは、Aのラブストーリーを閃いた時点とお答えの方、
この時点では、思いついたはいいけど形になっていないですよね？つまり残念ながらこの時点ではないのです。
Dの本になった時点とお答えになった方は、かなり惜しいです。
思いついたものを形にして、私が著作権者ですよと言う内容としては間違いではないのですが、
詳しくご説明しますと、形にした時点です。という事はCも間違えなのです。
つまり、もうお分かりですね！Bの文章にして形にした時点なのです。
思いついただけではだめで、形にした時点で著作権が発生するという事です。
では、Eの登録しないと！というのはどういうことなのでしょう？
答えは簡単！著作権に基本登録は不要だからです。

著作権の登録は、あるにはあります。しかし、登録しなくても効力を発揮します。
ここで先ほどの問題なのですが、著作権の登録にするには、Cの時点から行えます。
登録するには、作っただけではなく、公表したり譲渡したりの事実が必要という事です。
登録しなくても著作権の効力が発生するのになぜ登録制度があるかと言いますと、
著作権関係の法律的な事実を公示したり、著作権が移転した場合の取引の安全を確保するなどのためです。

何となく知っていたけど、以外と詳しくは知らない著作権は、今後さらに問題が発生したりするでしょう。
著作権の理解を深め、著作権の侵害などをしないように注意しましょう！
Fujibaba.comで動画や写真、画像等のファイルを販売する場合は著作権を意識しましょう！

 

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著作者人格権について

著作権なんて簡単、もう完璧に理解したよ！
実は著作権は、かなり奥が深いのです。
著作権の詳細を知るために、細かく追及して見ましょう。

著作者人格権
著作者人格権とは、著作者の名誉や功績などの人格的な部分の権利で、
具体的には、著作物に対して、3つの内容を権利として得る事ができます。

・公表を自由にできる
・名前を出したり出さなかったり
・勝手に変更されない

こんなような事ができる権利です。
以上。
では、分かりにくいので詳細をご説明していきます。
さきほどの3つの内容の権利をそれぞれ正式名称でご説明しますと、

・公表権
・氏名表示権
・同一性保持権

というような権利が具体的にあるのです。
 

公表権
公表権とは、その名の通り、著作物の公表を自由にできる権利です。
自由にというのは、公表するタイミング、時期や、公表の手段、方法なども自由に決めれるのです。
例えば、クリスマスの日に、日付が変わった時に著作物の公表をテレビの生放送で行ったり、
著作物ができて5年がたった後に公表することもできます。
ドラえもんに登場してくるジャイアンで例えると、
「オレ様が新曲のリサイタルをいつ開いてもいいだろ！」
という事です。

氏名表示権
氏名表示権とは、氏名を表示を自由にすることができる権利です。これもその名の通りですね。
この権利も自由なんですね！氏名表示権の自由と言うのは、
実名で表示するもよし、ニックネーム（ペンネーム等も）で表示するもよし、匿名にして表示しないのもよし、
つまり、自由なのです。
例えば、絵画などの隅の方に作者の直筆のサインがはいているのを見たことがありませんか？
まさにそれです。本名だったり、自分のニックネーム、サインだったりと表現は様々です。
ドラえもんに登場してくるジャイアンの妹で漫画家を目指すジャイ子で例えると、
「今回の漫画は傑作だわ！のび太さんに愛をこめて、のびジャイ子の名前で発表しましょう！」

同一性保持権
同一性保持権とは、著作者の名誉に関わるような改変をできないようにするという権利です。
これは、著作者の意志を尊重しないといけないという事で、
例えば、ドラえもんに登場してくるジャイアンが、「歌ウマジャイアン」という歌を作成したが、
のび太とスネ夫は、「あの曲は、歌下手ジャイアンだよね」と学校中に言いふらしていた場合、
当然、ジャイアンは、こそこそ陰で笑われる存在になって、名誉を傷つけてｔられてしまいます。
そのように、タイトルや、著作物に対する改変を行わないようにというのが、同一性保持権なのです。

つまり、この著作者人格権とは、作成した著作物を著作者の物としっかりと表示し、
著作者の名誉の侵害などをさせずにするための、保護のための権利なのです。

パクリキャラなどよくニュースで見たりしますが、パクる事によって、
著作者人格権の侵害になってしまうのです。
ここは注意してくださいね！

著作者人格権の中に、公表権があったと思うのですが、一般の方はなかなか公表なんてないですよね。
そこで、Fujibaba.comで新作公表なんてのもありかと思いますよ（笑）

 

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著作財産権について

著作権の中には、複雑な権利が山ほどあります。
そんな中でも、一番著作権の意味合いを表している権利はこの著作財産権です。
なぜかといいますと、皆さんが思い浮かんでいるイメージは、
著作権→ヒット商品（楽曲、デザイン、映画など）→お金ががっぽがっぽ！
こんなイメージを持たれている方が多いと思います！
今回は、このお金に関係してくる著作財産権をご説明していきます。

 

著作財産権とは
一言で言いますと、著作権で発生する財産権に関する権利です。
つまり、著作者人格権の名誉を保護するための権利とは違い、
著作物によって発生した利益を、著作権者の為に保護する権利なのです。

なぜ著作財産権があるのか
著作財産権は、利益を正当に受け取るためには必要な権利です。
例えば、
30年かけて作成した、机の引出しが入口になっているタイムマシンを作成したとします。
作成した本人は、多額の借金を背負って、このタイムマシンを作成し、販売に向けていざ出陣！
と思いきや、どのように販売していいかもわからない、量産も頻繁にもできない・・・
あたふたしていたら、隣の家のキ〇レツという小学生にパクられて、キ〇レツ君が製品化をし、
30年かけたタイムマシン制作が水の泡になってしまった・・・
何て事が起きないようにする為の権利です。

順を追ってご説明しますと、
まず、タイムマシンを作成した後に販売する流れからです。
ここでは、本人一人の力では、あたふたするだけで終わってしまっていますね。
こんな時の為に、著作財産権は譲渡できるようになっているのです。
権利は、個人に帰属する権利と契約などによって譲渡できる権利の2つに分かれます。
著作財産権は譲渡できる権利なのです。

え！？
譲渡したらダメだろ！？
単純に考えると、権利を渡したらダメだろと、思いがちなのですが、
ここでの譲渡は、一部の権利を契約によって譲渡するとうまく行くのです！
例えば、
大手の上場電気量販店と、専属の販売契約をしたり、
タイムマシンを量産化できる工場と、複製物の作成の契約をしたりと、
自分だけでは著作物を世に広めることが困難なので、
権利を譲渡することで、利益を得ることができるようにするためなのです。
ここまではよろしいでしょうか？

では、例えの説明に戻ります、
キ〇レツ君が製品をパクって販売しているのも、この著作財産権で守られています。
よくパクリ商品、パチ物などの製品が出回ってたりしますが、
これは完全に著作財産権に引っかかってきます。
裁判沙汰になるとキ〇レツ君がたぶん負けるでしょう！
権利的に保護されているので一安心ですね！

さて、これで制作者の30年の努力が報われて、利益が保護されましたね！
しかし、ここで大きな問題があります。
30年かけて作った著作物が、何年間この著作物としての期間があるのかです。
著作財産権は、著作者の没後50年間が著作財産権の有効期間、つまり保護されている期間なのです。
例えば、1年かけて作成したものも同じ保護期間ですし、1日でひらめいた事も同じです。
逆に先祖代々100年にわたって初めて完成した著作物でも同じなのです。
近年、この保護期間について延長を望む声も出ているようですが、
どちらがいいのかは、正解はないのかもしれませんね・・・

という事で、著作財産権とは、作成者の利益を守るための権利なのです。
Fujibaba.comは、アカウント登録をする事で、皆様の著作物を個人で販売できるサイトです。
うまく使って、皆様の利益を確保しましょう！

 

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著作財産権の内容

著作財産権とは、複数の権利がまとまっている知的財産権の事を言います。
著作財産権を形成している権利には様々なものがあり、その内容は下記の内容からできています。

複製権
複製権とは、著作物をコピーする為の権利です。
例えば、手書きの原稿に著作権が発生しますが、これを本にすると
コピーして印刷が必要になります。
印刷して、本として複製できる権利が複製権なのです。

上演権・演奏権
上演権・演奏権とは、公衆を対象に楽曲の演奏や、演劇などの著作物を実演できる権利です。
 

公衆送信権
公衆送信権とは、テレビ、ラジオ、インターネットなどの不特定多数の人に向けて、著作物を送信、発信できる権利です。
さらにこの中には、放送権、有線放送権、送信可能権があり、この内容から公衆送信権はできています。

展示権
展示権とは、著作物の作品をイベント会場・展示会場などで展示会を行える権利で、
展示に関する権利がこの展示権に当たります。

口述権
口述権とは、著作物を不特定多数の人に朗読できる検地です。
朗読だけにも著作権は関わってくるのです。

頒布権
頒布権とは、映画の著作物用の権利で、複製、譲渡、貸与の権利を独占的にできる権利です。
意外なのが、ゲームは映画の著作物として扱われるという事です。

譲渡権
譲渡権とは、映画の著作物以外の著作物を、そのまま、コピーしてのどちらでもを他人に譲り渡す権利です。

貸与権
貸与権とは、映画の著作物以外の著作物を、そのまま、コピーしてのどちらでもを他人に貸すことができる権利です。

翻訳権・翻案権
翻訳権とは、著作物が作成された国以外の国の言語に翻訳するための権利です。
翻案権とは、著作物を翻案して、新しい著作物として作成するための権利です。

 

こんなに種類があるのです。
内容を簡単にご説明しますと、
著作物を事情に流通させることで発生する財産権に関する権利なのです。
著作者人格権が著作者の名誉にかかわる権利だったのですが、
今回の著作財産権とは、その名の通り、財産＝お金に関係してくる権利なのです。

 

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著作隣接権とは

著作物を実演したり、大量生産して販売するする場合に必要になる権利なのです。
ミュージシャンで例えますと、作詞、作曲にはもちろん著作権が発生してきます。
その詩と曲で実際に演奏し、テレビやラジオでの演奏や動画をインターネットに流したりと、
著作物を公の場に広める役割があります。
この、公の場に広める作業には必要な権利がどうしても発生するのですが、
その必要になる権利こそが著作隣接権としてミュージシャンに与えられるのです。

さて、この著作隣接権では、著作隣接権を与えられる人が限られてきます。
どの様な人たちが著作隣接権を獲れるのでしょうか？

実演家
実演家とは、先ほど例に挙げたミュージシャンの他に、俳優、声優、芸人、指揮者、演出家、手品師などの
パフォーマーの方を実演家といいます。著作物を実演する人たちという事ですね。
この実演家には、実演家人格権と、著作財産権に相当する著作隣接権が与えられます。
実演家人格権とは、氏名表示権と同一性保持権が与えられ、その名の通り名前の表示を決める権利と、
実演家の名誉を守るための権利が与えられているのです。
著作財産権に相当する権利では、録音権・録画権、放送権・有線放送権があり、実演した物を録画・録音
したり、それを放送する為の権利です。
また、商業用レコードの二次使用料を受ける権利も与えられ、実演をテレビなどで使用さた場合は使用料を
受け取ることができるのです。
二次使用料を取得するために、譲渡権や貸与権、送信可能化権が与えられ、著作物を広めるために必要な
権利を与えられるのです。

レコード製作者
レコード製作者とは、音をレコードに最初に固定した者と規定されています。
通常は、レコード制作会社とミュージシャンが専属契約をしてレコードを作っていますよね。
レコード制作会社がレコード製作者にあたるのです。
レコード制作会社には、商業活動として、レコード制作を円滑に行わなければなりません。
円滑にレコード制作を行うために、レコード製作者にも著作隣接権が与えられるのです。
レコード製作者には、レコード作成に欠かせない一番重要な複製権を与えられます。
複製できないと世間に広めるのは不可能に近いですね！
また、実演家と同じ著作財産権を与えられます。
しかし、レコード製作者の場合の譲渡権は、商業用に複製したレコードを公衆に提供する権利として与えられます。
このようにレコード製作者にも著作隣接権を与えることで、私たちはCDを購入できるのです。

放送事業者・有線放送事業者
放送事業者は、テレビ局やラジオ局などの放送を業として行う者の事を言います。
有線放送事業者はケーブルテレビ局などの専用線を介して放送を業として行う者を言います。
この二つの事業者には同じ権利が与えられます。
まずはこれがなくては何もできない送信可能化権です。送信できなきゃ意味ないですもんね。
さらに複製権も与えられるのですが、少し独自の複製権で、放送したものを録画・録音したり
写真にとって複製したりする権利の事を言います。
つまりは、番組で放送したものを複製できるのです。
他にも、再放送権・有線放送権、テレビジョン放送の伝達権などがあります。
再放送権は、そのままの通り番組を再放送できる権利です。
有線放送権は、電波放送で放送された番組を有線放送で放送できるというものです。
テレビジョン放送の伝達権は、街中にある大型スクリーンでテレビを放送できる権利です。
世の中にテレビを全く見ないという方はほとんどいないと思いますが、
著作隣接権があるおかげで、楽しい番組が視聴できるのです。

この著作隣接権は、知らないようで皆さんの身近で大活躍している権利と言っていいでしょう！

Fujibaba.comでダウンロード販売を行う場合は、販売してもいいの？と思われた方もいらっしゃるのでは？
販売するのは著作者であるあなたが行うので心配無用です。
著作権の順守は非常に重要で、ダウンロード販売をする際にも欠かせない権利ですね！

 

 

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