クアッドコア
クアッドコアとは、1つのパッケージに4つのプロセッサコアを集積した
複数のコアを集積したプロセッサをマルチコアプロセッサと呼び、
クアッドコアはコア2つのデュアルコアプロセッサの集積度を
さらに向上させた製品群になります。
4つのプロセッサコアは基本的に独立しているため、それぞれの
プロセッサコアは他のプロセッサコアに影響されることなく動作できます。
1台のコンピュータにマイクロプロセッサを4つ搭載するのとほとんど同じで、
単に複数のプロセッサコアで処理を分担し、その分だけ性能が上がるという理屈です。
クアッドコアの構成には、単体のプロセッサコアを4つ集積する方式と、
デュアルコアプロセッサを2つ集積する方式があります。
AMD社のクアッドコアOpteronやPhenomは前者のアプローチを、Intel社の
XeonシリーズやCore 2 Extremeシリーズのクアッドコアモデルは後者の
アプローチを採用しています。
また、キャッシュメモリなど周辺の機能の一部は、それぞれに完全に
分離するわけではなく共有される場合が多いです。
キャッシュを共有すると1つのプロセッサコアが読み込んだデータを別の
プロセッサコアが流用できるなど、性能面でのメリットもあります。
一方、クアッドコアのデメリットとして、1個のプロセッサ製品にほぼフルセットの
プロセッサコアを4個(またはデュアルコアプロセッサコアを2個)詰め込むという性質上、
どうしてもプロセッサのサイズは大きくなり、製造コストは高くつきます。
クアッドコアは
OSからは複数のマイクロプロセッサ(マルチプロセッサ)として扱われ、
動作感もマルチプロセッサ構成とほとんど変わらないため、ユーザーやプログラマは
クアッドコア上での動作を特に意識する必要はありません。
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クラウドコンピューティング (cloud computing)
従来は手元のコンピュータで管理・利用していたような
ソフトウェアやデータなどを、
インターネットなどのネットワークを通じてサービスの形で必要に応じて利用する方式のことです。
IT業界ではシステム構成図でネットワークの向こう側を雲(cloud:クラウド)のマークで表す慣習が
あることから、このように呼ばれます。
サービスの提供者は大規模なデータセンターなどに多数のサーバを用意し、遠隔からネットを
通じてソフトウェアやデータ保管領域を利用できるようなシステムを構築します。
サービスの利用者はユーザー登録を済ませるとすぐにソフトウェアなどを利用することができ、
作成したデータの保存・管理などもサーバ上で済ませることができます。
利用者は、ソフトウェアの購入やインストール、最新版への更新、作成したファイルのバックアップなどの
作業から解放され、必要なときに必要なだけソフトを利用することができるようになります。
無償で利用できる場合もあるが、一般的には利用期間や利用実績などに応じた料金を支払います。
クラウドコンピューティングで提供されるのは、個人の利用するオフィスソフトやメールソフト、
オンラインストレージなどから、企業の業務システムやデータベースまで多岐に渡ります。
大企業などが自社ネットワーク上で社員などが利用するためのクラウドコンピューティングシステムを
構築する場合もあり、「プライベートクラウド」と呼ばれます。
インターネットから誰でも利用できるようなサービスは「パブリッククラウド」といいます。
クラウドコンピューティングは
ASPサービスやユーティリティコンピューティング、グリッドコンピューティング、
SaaS/PaaSなどとほぼ同様の概念だが、これらを包含したより包括的な概念で、何らかの
コンピューティング資源(ソフトウェア、
ハードウェア、処理性能、記憶領域、ファイル、データなど)をネットワークを
通じて利用する形態の総称として用いられることが多いです。
明確な定義や構成要件が定められているわけでもないため、使う人や場面によって微妙に意味が
異なる場合があり注意が必要です。
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